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木材の種類

WALNUT  ウォルナット

重さ(比重):中〜重   強度(剛性):中   クルミ
 ブラック・ウォルナット(原産地は主に米国、カナダ東部)、カリフォルニア・ウォルナット、ヒンズ・ウォルナット(共に原産地は米国西海岸のカリフォルニア州)など数種類が存在する落葉広葉樹。ハイ・グレードなギターやベースのボディ材として用いられることが多い。アタック音やサステインに優れ、マホガニーに近い豊かな中/低音域を持つ。

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INDIAN ROSEWOOD  インディアン・ローズウッド

重さ(比重):中〜重   強度(剛性):中   マメ科
 主な原産地はインド南部、ジャワなど。ギターやベース全般の指板、アコースティック・ギターのボディ・サイド/バックに使用されることも多い。加工性にも優れており、材の強度を損なうことなく薄くカットすることも可能で、アコースティック・ギターのボディ・サイドのように、加熱して曲げることにも適していると言える。偏りのない音域特性と優れたサステインを持つ。93年に施行されたワシントン条約により、ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)がブラジルから輸出禁止となったため、比較的入手が容易で供給が安定しているインディアン・ローズウッドが従来以上に様々な価格帯のモデルに使用されるようになった。“ローズウッド”の名前は、伐採した樹木の切り口から出る樹液の香りがバラの香りに似ていることに由来している。

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KORINA  コリーナ

重さ(比重):中〜軽   強度(剛性):中〜軟   シクンシ科
 アメリカではコリーナと呼ばれるが、正式名称はリンバ(LIMBA)。原産地はアフリカ西部で、成木は45メートルほどの高さに成長することでも知られている。58年に登場したギブソンのフライングVやエクスプローラーのボディ材として使用されたことでも有名で、58〜59年にかけてフライングVは98本、エクスプローラーは22本のみが生産されたという記録が残されている。

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REDWOOD  レッドウッド

重さ(比重):低〜中   強度(剛性):軟〜中   スギ科
 別名セコイア、アメリカ杉。主な原産地はアメリカ西海岸のオレゴン州〜カリフォルニア州一帯。樹高が100メートルを越える巨木に育つことで知られている。アコースティック・ギターのボディ・トップ/バック材として使用されることも多い材。高音域特性に優れ、音抜けが良い。

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LIGHT WEIGHT ASH  ライト・ウェイト・アッシュ

重さ(比重):軽   強度(剛性):軟   モクセイ科
 別名スワンプ・アッシュ(SWAMP ASH)。原産地は主にアメリカ中南部の湿地帯。通常のアッシュと較べ質量が軽く、木目もやや細かくハッキリしている。ギター/ベースのボディ材としてポピュラーな材。高音域特性に優れ、ヌケのよいサウンド・キャラクターを持つ。

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HONDURAS MAHOGANY  ホンジュラス・マホガニー

重さ(比重):中〜重   強度(剛性):中   センダン科
 マホガニーの中で最高級の部類に入る材。主な原産地はメキシコ南部、中央アメリカ大西洋岸、南米北部など。ラミネイト・ボディのソリッド・ギターのバック材やアコースティック・ギターのサイド/バック材としてもポピュラー。中音域特性に優れ、ライトで明るい音色が大きな特徴。
参照:アフリカン・マホガニー

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WHITE ASH  ホワイト・アッシュ

重さ(比重):重   強度(剛性):硬   モクセイ科
 主な原産地はカナダ、米国北部〜東部。アルダーと並んで代表的なボディ材のひとつ。一般的に堅く重量のある材として知られており、低/高音域特性に優れている。通常、アッシュとだけ表記される場合は、ホワイト・アッシュを指すことが多い。野球のバットやボートのオールなどにも使用されている。

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POPLAR  ポプラ

重さ(比重):軽   強度(剛性):軟   ヤナギ科
 ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、日本、ロシアなどを原産地とするハコヤナギ属の木の総称。ギター/ベースのボディ材に使用されることが多い。中/高音域特性に優れ、粘りのあるサウンド・キャラクターを持つ。

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FLAME MAPLE  フレイム・メイプル

重さ(比重):重   強度(剛性):硬   カエデ科
 別名カーリー・メイプル(CURLY MAPLE)。ファイヤー・パターンのような杢目を持つハード・メイプル。ギターのネックやラミネイト・ボディのトップ材などに使われることが多い。高音域特性を持つ。
参照:ハード・メイプル

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BRAZILLIAN ROSEWOOD  ブラジリアン・ローズウッド

重さ(比重):重   強度(剛性):硬   マメ科
 別名ハカランダ(JACARANDA)。主な原産地はブラジル北東部。ギター/ベースの指板やアコースティック・ギターのサイド/バック材として使用される高級材で、高、低音域特性に優れている。60年代後半、ブラジル政府は自国の製材産業を育成するため、原木の輸出を禁止し、製材した材のみの輸出を許可するようになった。そうした経緯もあり、アコースティック・ギターの老舗メーカー、マーティンでは69年以降、通常モデルに関してはインディアン・ローズウッドを使用するようになる。93年に施行されたワシントン条約により、ブラジルからの輸出が全面的に禁止されたため、現在では希少な材のひとつとして知られている。

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